ZEB化実現までの標準的なスケジュールと実施項目について紹介いたします。以下のケースは、補助事業を活用 した場合の想定です。基本的に、ZEB化までの実施項目やスケジュールは、 建物ごとで異なりますので、あくまでも参考のひとつとしてください。
1年目
建物が備えるべき機能や設備、デザイン等を概略的にまとめて、
図面化あるいは仕様書や説明書として作成します。
建物の規模によっては、「基本設計」と「詳細設計」を同時に行うケースもあります。
ZEBの詳細設計を依頼する事業者を選定します。 補助事業の活用を検討しているのであれば、補助事業に詳しい事業者が望ましいです。
基本設計の内容をもとに、詳細な図面や仕様書を作成します。
ZEB実現のためには、BELS評価にてBEIが0.5以下であることを証明してもらう 必要があります。BELS評価の時期について規定はございませんが、 「省エネ適合性判定」と同時に行うことが一般的です。
2年目
補助事業を活用する場合は、年度初め頃に補助申請を行う必要があります。
入札等で、施工業者を決定します。入札にて施工業者を決定する場合は、
技術力を図るために、総合評価方式とすることが望ましいです。
施工については、補助事業を活用する場合、単年度で完了させる必要があります。
但し、ある程度の規模以上の場合、複数年度事業も認められております。
補助事業を活用する場合は、補助事業の執行団体による検査もございます。
補助事業の実績報告書作成し、補助事業の執行団体に提出します。
1年目
既存建築物の場合、ZEB化が難しい場合があるため、事前に検討が必要となります。 調査は基本設計を行うレベルで実施することが望ましいです。 また、複数建物を一括して調査し、順次ZEB化を図ることが効率的です。
2年目
ZEBの詳細設計を依頼する事業者を選定します。 補助事業の活用を検討しているのであれば、補助事業に詳しい事業者が望ましいです。
ZEBの詳細設計を依頼する事業者を選定します。補助事業の活用を検討しているのであれば、 補助事業に詳しい事業者が望ましいです。
基本設計の内容をもとに、詳細な図面や仕様書を作成します。
ZEB実現のためには、BELS評価にてBEIが0.5以下であることを証明してもらう 必要があります。BELS評価の時期について規定はございませんが、 「省エネ適合性判定」と同時に行うことが一般的です。
3年目
補助事業を活用する場合は、年度初め頃に補助申請を行う必要があります。
入札等で、施工業者を決定します。入札にて施工業者を決定する場合は、 技術力を図るために、総合評価方式とすることが望ましいです。
施工については、補助事業を活用する場合、単年度で完了させる必要があります。 但し、ある程度の規模以上の場合、複数年度事業も認められております。
補助事業を活用する場合は、補助事業の執行団体による検査もございます。
補助事業の実績報告書作成し、補助事業の執行団体に提出します。
出典:環境省ホームページ(https://www.env.go.jp/earth/zeb/wish/01.html)