ZEB事例一覧

南風原町役場ZEB化強化事業では、建築物の脱炭素化とレジリエンス機能強化の同時実現をコンセプトとしている。熱源には高効率パッケージエアコン等を採用し、BEMSによる制御システムにより負荷の低減を行うことで、脱炭素化実現に効果が期待される。災害時には、防災拠点として機能が発揮できるよう太陽光発電・蓄電池を導入しており、防災機能強化・事業継続性の向上に寄与している。また、高機能換気設備の導入を行う事で空調負荷低減と共に感染症対策も兼ね備えた安全・安心な建築物を実現している。

本事業は、建築物の脱炭素化とレジリエンス機能強化の同時実現をコンセプトとしており、建物各所に高効率な空調機器の配置、太陽光発電設備と蓄電池ユニットの導入により、脱炭素化の実現に大きく貢献することが期待される。なお停電時には蓄電池から災害対策担当課へ電力を供給するなど、防災拠点施設機能の向上を目指し、防災機能強化を図っている。また、全熱交換器の採用により空調負荷の低減を行い、照明器具のLED化によりBEI値向上に繋げることで、今回「ZEB Ready」を実現した。

レジリエンス強化型ZEBへの改修を図り、平時の温室効果ガス排出抑制に加え、太陽光発電と蓄電池を導入し、災害時にも防災拠点として機能が発揮できる建物へ改修する。
また、本建物は非常用発電機があり、災害による停電時に起動し電力を供給している。執務室にガス空調を採用し電気的負荷を削減することで、災害による停電時でも、空調機器が使用可能となり、災害時の事業継続性の向上に寄与している。
本事業により、太陽光発電及び蓄電池を導入することで、災害時においても重要度が高い電算室の照明及び非常コンセントへ給電を行う。

本建物は1階に作業場を要する営業所である。作業場は非空調領域のため、外皮だけでなく、2階事務所区域の空調域を囲むように建物内でも断熱し、空調領域の断熱性能強化を図るなどして省エネを図り、またオフィスワーカーの底冷えなどを軽減するなど、オフィス部の特に冬季における快適性を向上させる建物を目指した。

本建物は石橋文化センター内にある図書館である。石橋文化センターは、四季折々の花が彩る広大な庭園を有し、久留米市の芸術文化の拠点である。本事業では、芸術文化拠点の景観と調和、外観の維持を図りつつ、建物省エネ性能を大幅に高め、ZEB Readyを達成。WEBPRO未評価技術(CO2濃度制御)を導入している。

ZEB関連の省エネ技術開発と実証実験の加速を目的とした実証棟である。自然エネルギーの活用、高効率設備の導入等による徹底的な省エネに加え、全て建物上に設置した太陽光発電により建物単体で『ZEB』を達成。
都市部の中規模オフィスビルにおいて『ZEB』が実現可能であることを立証した他、省エネと快適性・健康性の両立を実現している(CASBEEウェルネスオフィスSランク取得済み)。