北海道のZEB事例一覧

低コスト地中熱ヒートポンプシステムを採用した木造ＺＥＢ事務所

鶴雅リゾート株式会社は、北海道観光のブランド力向上と地域活性化への貢献を目指した宿づくりに取り組み、「１００年ブランドの創造」として環境対策を強化し、世界に発信できるエコリゾートを目指しています。
コロナ渦で厳しい状況のホテル業界で、アフターコロナを生き残る、環境配慮型ホテル事業の実現、その第一歩として、カーボンニュートラル実現に寄与するZEBホテルを計画しました。

当社ビルは既存建物の地下躯体を活用した免震構造の建物である。
断熱材と窓ガラス・サッシの高断熱化や日射制御によりBPIを向上させた。
EHP・GHPの併用、地域暖房、LED、CO・CO2濃度連動換気設備により省エネルギー化を図った。BEMSを用いて、照明や空調の最適なエネルギー管理を行っている。

省エネルギー・省資源に配慮し、環境にやさしい社屋の実現
・自然採光、自然通風など自然エネルギーのパッシブ利用
・地中熱利用、太陽光発電など自然エネルギーのアクティブ利用
・地域性に配慮しての外壁CLT材の導入

寒冷地での「ＺＥＢ」化を達成するための計画をしている。断熱強化・日射遮蔽、高効率熱源の採用・再生可能エネルギーである井水利用放射空調システムの採用、
画像センサー等を利用したLED照明制御システムおよびエネルギー使用量の無駄を省く消し忘れ防止システムを採用することでZEB化率の向上を目指している。
また、BEMSにより、エネルギー利用状況を把握し、エネルギーの「見える化」を行うことで利用者の省エネ意識を高めると共に、定期的に継続してデータ分析を行うことで、サステナブルな省エネルギーを実施する。

寒冷地の特性に合わせた汎用性の高いＥＨＰ、小型ヒートポンプ給湯器を全面的に採用し
大幅なエネルギー消費量削減を図る。
道内における事務所ビルのＺＥＢ標準モデルとして、CO2排出量削減を推進していく。